10年1月3日(日) 新年のご挨拶
新年あけましておめでとうございます。
昨年は、多くの皆様のご厚情をたまわり、ありがとうございました。
景気と雇用に大きな不安を残し、なによりも景気の建て直しが急がれるスタートではありますが、年頭にあたり、世界の平和と皆様方のご多幸を心からお祈りします。
昨年は、国民の皆様の圧倒的支持で新しい政権がスタートしました。新しい政権が期待されること、それは「これまで変わらなかった部分を果敢に変えていくこと!」であると感じます。是非、その国民の気持ちに応えていっていただきたいと思います。
「変えていくこと」に取り組んできた一人の経験者としても、「変えていくこと」は行政改革をはじめ大変困難なみちのりであると思います。が、『新しい皮袋』を持つ新政権であります。政権交代を果たした上は、ぜひ期待に応えてがんばって欲しいとおもいます。
昨夏の選挙後は、仕事(私の家は、戦後農業と福祉に従事する事を旨としてきました)と政治活動の両面に取り組んできました。私たちの福祉法人は、高齢者の方々、障害を持つ方々、児童と三分野の福祉に取り組んでまいりました。が、「老人施設での大量の入所待機者の問題」、「介護従事者不足」、「福祉全般での職員配置の改善」など多くの課題があります。
農業の現場は、農産物の価格が低迷していることから経営的に大変圧迫されていることです。「経営的に必要な人件費もかけられない!」という状況です。
7月ころまで、「みかんが育つ様子」をこの「ときおりダイアリー」で紹介しました。その続報をしますと、8、9月は極端な水不足で「玉太り」がせず、特に、残暑が続いた9月は、灌水(水かけ)作業に追われました。そのせいもあってか、昨秋はやや小振りながら、大変コクのあるおいしいみかんが採れました。
10月からは、みかんと米の収穫・選別・出荷とてんてこ舞い!みかんは、今も悪戦苦闘(価格低迷の中では、文字通りの「悪戦苦闘」なのです!)が続いており、昨日もみかん畑に登り、若干ですが年明けまで樹上に残したみかんの収穫をしたところです。
景気低迷で、2009年の税収が約10兆円も減ってしまったこと。これは現政権の政策運営全般にも、大きな重しがかかってきます。雇用の面では、さらに深刻です。中でも若い方々が仕事に就けない状況には胸が痛みます。
くらしの現場から、国として、また国際社会の連携のなかで、景気回復を最大の課題として取り組まれていくことを期待します。私自身もその努力を続けていきたいと思います。
本年もよろしくお願いします。