08年9月7日(日) 彦岳宮井手祭り

山鹿市北部に位置する津留という我が集落には彦岳宮というお宮があります。
このお宮の元に昔、水田に水をひく為の水路(井手)が作られました。

今年はその井手が完成して200年目になります。
200年前に5年間という歳月をかけて作られたその井手は、当時水不足だったこの地区に潤いを与え、その後は豊作をもたらしました。そこで津留村のみなさんが感謝を込めて彦岳宮に楼門を建てて「井手祭り」を行ったのです。

節目の今年は、この地区の皆さんと一緒に「井手祭り」の復活を企画しました。
井手祭り実行委員会では200年前の食事を再現しようという提案があり、なんと私はその調査を担当する係となりました。
そこで、先ず、50年前に彦岳宮氏子長であった上田孜さんという方が編集された「彦岳宮史津留邑」という文献と、「新版日本食物史」ほか数冊の歴史文献を集めて当時の様子を調べる事にしました。

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お祭り当日。
私は前出の文献より、津留村の歴史や井手の由来と、当時の農村の食事について説明をさせていただきました。
彦岳宮に感謝のお参りをした後は、婦人部のみなさんが準備してくださった「200年前の農村の食事」が振舞われました。これら6種類の穀物は普段の主食で、白米を口にすることは盆や正月のハレの日のみだったといわれています。

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また、境内では地元の保育園児や青年部ほかから沢山の遊戯や演舞が興じられ、当時のお祭りの様子とこの地区の歴史をみんなで学ぶ事が出来ました。

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