09年5月19日(火) 肥育農家の現状
今日は肥育農家組合の方々が毎月行っている「牛の体重測定」に遭遇しました。
1日に換算すると、なんと体重が1㎏以上増える牛が大半で、中には1ヶ月の体重増加が50㎏を超える牛もいるそうで、牛の成長の凄まじさに改めて驚きました。
現在、畜産経営は大変厳しい状況にあります。
今、出荷時期をむかえている牛たちは、子牛として導入されてくる時の価格が高かったのです。
加えて最近の飼料価格が高くなっている為に、月齢30ヶ月近くまで牛を育てる為には、費用が普段より多くなってしまいました。
更には、不景気のあおりを受けて、肉が高い値段で売れなくなり、採算面で厳しい出荷が続いています。
口々にそんなお話を聞いて、特に、肉が高く売れないのは、不景気の影響が強い為であり、先ずは景気回復が大事なのだと改めて強く感じました。