昭和二十二年の制定後、教育基本法の改正が初めて実現しました。その改正議論は、今日まで長きにわたってまいりました。
国民の多くの皆様と共に、私自身もこの改正の中に盛り込みたいと願い、また意見をしてきたことがあります。
それは、基本法の中に「公(おおやけ)」の一文字を入れることでした。それは、「公共の精神」という形で実現しました。
一昨年、反日デモのあと、日本に留学した中国人の意見を聞き、ある種のショックを受けました。「日本の中では、自分と家族と一部友人の範囲ばかりで物事を考えている人が多い。そんな日本から学ぶことは少ない。」という痛烈なものでありました。
今、家族から始め、地域が、社会全体が互いに思いやる心を高めていくことが必要と感じます。今回の改正が将来その大きな一助となって行くことを期待します。
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